注射を打つだけで脂肪を溶解して、上腕、大腿、下腹部、臀部などの脂肪を融解します。
気になる部分のサイズダウンに効果的な治療方法です。
1)主成分
ホスファチジルコリン(Lipostabill)
別名レシチンともいい、脳神経や神経組織の構成成分であるリン脂質の一種で、血管を正常に保ち脳を活性する働きがある脂肪酸です。善玉であるHDLコレステロールの構成成分の一つで、水と油を結合させる乳化の作用をもち、脂肪を燃焼させることにより、分解・溶解し脂肪の増生・沈着・生産を防止する働きがあります。
コエンザイムQ10(COQ10)
体を構成する細胞に、ミトコンドリアという微小細胞小器官があり、そこでは食べ物から摂取した栄養素を燃焼して生きるためのエネルギーを作り出します。このミトコンドリアに欠かせないものがCOQ10で体のエネルギー生産を助け、抗酸化作用も持っています。また、細胞の再生を促進する働きを持ち、新陳代謝能が向上しエネルギー生産能力をアップさせ、ダイエット効果、そして抗酸化力を高め、皮膚の再生能力を上げ老化防止効果も持ち合わせます。
L―carnitin(Lカルニチン)
リジンとメチオニンというアミノ酸から肝臓や腎臓において合成されるアミノ酸の一種で、細胞のミトコンドリアに存在し、脂質の代謝・脂肪燃焼に関与し、アセチルトランスフェラーゼと呼ばれる酵素によりカルニチンに変換されます。そこで、溜まった脂肪を燃焼させブドウ糖を代謝し、脂肪の蓄積を防ぐ効果をもたらします。不足すると、脂肪酸がミトコンドリアでエネルギーとして燃焼することなく、脂肪へと逆戻りします。また、エネルギーの生産に関与していますので、疲労回復に効果があります。
αlipoic acid(αリポ酸)
別名「チオクト酸」とも呼ぶ補酵素の一種、優れた抗酸化物質でアンチエイジング(老化防止)作用をもたらす。 抗酸化物質として、ビタミンCやE、CoQ10、グルタチオン等ありますが、抗酸化作用はビタミンEの数百倍で、他の抗酸化物質と比較しても強力。そして、体内ですでに一度抗酸化力を失ったビタミンCやE、 CoQ10 を再生させる作用もあり、これらと相乗効果をもたらし細胞の再生を促進し、新陳代謝能をアップさせダイエット効果をもたらします。
ネオフィリン
喘息治療などにも使われますが、これは代謝を高める効果もありますので、脂肪溶解燃焼効果を高めます。
キシロカイン
痛みの神経ナトリウムイオン膜透過を阻害、活動電位を不活性化し神経伝達を遮断する。表面麻酔、浸潤麻酔、伝達麻酔、脊椎麻酔、硬膜外麻酔などに用いられる。
2)治療頻度
通常、1回の注射後約二週間、同一部位に再度注射をし、2〜3回目の注射の後に効果が出てきます。脂肪吸引術が脂肪細胞の個数を減らしてゆくのに対して、脂肪溶解注射では1つ1つの脂肪細胞を小さくしていきます。更に効果がある場合にセルライトも目立たなくなります。リバウンドの心配はあまりありません。場所を変えれば一週間後に注射をすることは可能ですが一回の治療は、手のひらサイズ(両手分)の領域が限界です。
治療に必要な回数は個人個人異なり、5回目以降に効果の出る方も稀にいますが、5回を目安として効果判断してください。
3)治療費用
可能な場所 目安
(両手のひらサイズ-) |
1回分 |
20,000円(税込:21,000円) |
5回分セット |
90,000円(税込:94,500円) |
10回分セット |
162,000円(税込:170,100円) |
両上腕一回 |
20,000円(税込:21,000円) |
臍(腹)周り一回 |
20,000円(税込:21,000円) |
腰周り一回 |
20,000円(税込:21,000円) |
臀部一回 |
20,000円(税込:21,000円) |
太腿一回分 |
20,000円(税込:21,000円) |
4)施術前の注意
妊娠中の方や大豆アレルギーのある方、心疾患・肝疾患・腎疾患・循環器疾患
の既往のある方はできません。事前にお知らせください。
5)施術後合併症
リスクはほとんどありません。注射後稀に1週間程度、発熱感、発赤やかゆみ、部分的にしこりの触知、または筋肉注射後のような軽度の鈍痛を感じることもありますが、次第に解消してきます。
6)施術後の注意
万一気分が悪くなったり、発疹が出た場合には来院し、その旨を告げてください。
アレルギー症状を抑える薬を処方します。また、筋肉痛様疼痛が続くようでしたら、鎮痛剤を処方いたします。それまでの間は、お風呂・お酒・激しい運動は避けてください。
その他、御心配なことがありましたら、いつでも医師または看護士におたずねください。 |