治療法
1.炭酸ガスレーザー
局所麻酔をし、レーザーでほくろの組織を照射。組織は生検することが可能。出血もなく、5分ほどで終わる。
自宅にて1〜2週間軟膏処置が必要。傷が落ち着くまで3ヶ月程度かかる。その間色素沈着を防ぐため日焼け止め対策をしっかり行う。
2.手術(切除縫合法)
局所麻酔にて、紡錘形に皮膚を切除し、その後ナイロン糸で縫合する切除縫合法。
長所: ほくろの組織を完全に取りきれるので再発がない。
短所: 線状の傷が残る。(ほくろの直径の少なくとも3倍の長さの傷ができる)
3.Qスイッチレーザー
炭酸ガスレーザーが水分のある組織を非選択的に破壊するのに対して、Qスイッチレーザーは黒っぽい色素にだけ選択的に反応して、色素細胞だけを破壊する。
長所: 周囲の正常組織を傷つけることがなく、傷の治りが早く、瘢痕(傷あと)を残さない。局所麻酔が必要ない。
短所: 後日再発の可能性があり、数回の照射が必要となる。 |